さびにっき

錆つかないように、日々の記録

【第二子を出産した話2】コロナ禍の愛育病院 麻酔分娩レポ

空振り入院からの続きです。

 

今回は里帰りしておらず、上の子もいるので第一子とはまた違った懸念がありました。

また、今回は第一子の時から5年の月日が流れていて、高齢出産の枠に入る私…体力が衰えているのでは?

前回は自然分娩だったこともあり、初めての麻酔分娩が上手く効いてくれるのか?

コロナ禍で感染せずに経膣で産めるのか?(感染していると帝王切開になるとのこと)

心配事も多々ありました。

 

 

本番タイムライン

1:20 破水か?

寝ていたものの、生理の時の様に漏れ出る感覚があり起きる

でも下着は濡れていない??

とりあえず、上の子と寝落ちしていたのでシャワー浴びようとすると、若干ぽたぽた垂れる感じ。

イメージしていた破水(ジャバジャバ出る感じ)と違うので戸惑いつつ、破水だと感染予防のためにシャワー浴びられないため、様子を見ることに…

 

1:50 おしるし

様子見で気になり何度もトイレに行くと、若干ピンクのオリモノがあることに気づき…

これは第一子と同じパターン(おしるしだけど破水ではない?)だと思い、本陣痛来る前にシャワー浴びておくか迷い始める。

 

2:30陣痛 

そうこうして迷っていたら、5〜10分間隔だけど今までより痛いお腹の張りが!

これは確かに前駆陣痛とは違うと感じる。

 

3:00産院に電話 

空振り入院の時は2時間様子見ていたけれど、今回は30分でギブアップ、産院に電話する。

2回も前駆陣痛で空振り入院しているので、慣れたものですが、慎重に今回の様子を伝えます。

やはりおしるしなのかわからないものの、破水の可能性があるので陣痛の間隔によらず来てくださいと言われました。

 

マタニティタクシーに電話すると、混んでいたようで今日に限って30分後にお迎えにあがりますと言われ軽く絶望する…

(空振り入院の時は2回ともすぐに来てくれたのに…)

やっと来たタクシーに乗っている間も痛みに耐え、これはこのまま産むことになるなと覚悟を決める。

空振り入院の時も思ったけれど、夜中の東京タワーが綺麗。

 

4:00産院到着 

家を出た時はまだ破水??という感じで確信持てなかった程度だったのが、産院到着してみるとナプキンがびしょびしょ。破水確定!

LDRで入院着に着替えたり飲み物の準備したりした後、子宮口を見てもらうと4センチ程。

NST開始、張りも定期的に来ている…破水して張りが来ているのでこのまま産むことに決定。

 

5:30麻酔開始

トントン拍子で硬膜外麻酔の準備もしてもらい、注入開始!

すぐに足の感覚がなくなっていく…張りも来ているのか全くわからない。

この時点で子宮口6センチまで開いてきた。

痛くなってきたら麻酔足すボタン押して良いと言われたけれど、自分から押さずとも1時間ごとに自動で足されるシステムだったので問題なし。

ずっと同じ体勢だと下肢の感覚がない分、床ずれみたいになっても気付かないので、頻繁に体勢変えるよう言われましたが、

なぜか左側だけ麻酔の効きが悪くて、下にしている側の方が効きが良くなるらしいため、左下の体勢で過ごす時間が長くなってしまいました。

でもナースコールで呼ぶと助産師さんや麻酔科医の先生がこまめに来てくれて相談でき、微調整してくれました。

 

7:30子宮口全開 

子宮口開くまで待機するも、自分では全く感覚がないので、今どんな状況か全くわからず。

(自然分娩だと「今これくらいの陣痛間隔だからお産まであとどれくらいかな」とか進行具合がわかりそう)(麻酔の無いとそんな余裕ないかもだけど)

そんな時産科医の先生の診察が回ってきて、診てもらうと子宮口全開に!

 

でもNST見ると陣痛間隔長くて、張りも弱い様子…

麻酔分娩にすると8割くらいは診断されるらしいけれど、漏れなく私も微弱陣痛と診断されました。

このままだと赤ちゃんも出られなくて辛くなってくるので、陣痛促進剤を点滴することに。

夫が上の子の幼稚園送迎をしてから立ち会いに来る予定だったので、9時頃到着予定と伝えると、「あまり早く入れると間に合わないかもしれないので、8時半頃から促進剤入れましょう」となりました。

親の都合で分娩時間遅らせてごめんと赤ちゃんに謝りつつ、麻酔が効いていて私は余裕なので了承しました。

 

8時過ぎ 陣痛間隔短く強くなってくる

これから陣痛促進剤入れるよ、と準備に助産師さんが来ると、タイミングよく陣痛が強くなってきて…

結局しばらく自然の陣痛に任せることに。

お尻が押される感覚も少し出てきました。

(痛みはゼロで、これ押されてる?と気になる程度)

 

9:00夫到着

予定通り上の子を送って車で駆けつけてくれた夫。

こちらも麻酔で余裕があるからか、夫もなんとなく余裕そうな感じ?

(第一子の時は自然分娩だったのでお互い必死だった記憶)

愛育病院では、一週間以内にコロナ陽性者との濃厚接触、会食などしていなければPCR検査無しで立ち合い可能でした。

 

ちょうど昼勤務の助産師さんに交代したりと、リラックスムードになると、またしても陣痛が弱くなってきてしまった…

 

9:30陣痛促進剤

結局、陣痛促進剤を入れることになり、いよいよ分娩の準備へ

ただ、ちょうど1時間おきの麻酔も追加され、強まっているはずの陣痛も感覚ゼロ。これだといきめない…

陣痛が強まるのと、麻酔効果が薄まりいきむ感覚が戻るタイミングを合わせることに…

それまでLDRのベッド上であぐらを組んで深呼吸をしていました。

 

10:30過ぎ 出産

あぐらに効果あるのか?と半信半疑でしたが、なんとか陣痛が強まってきて…

そして陣痛促進剤と麻酔のタイミングも合ってきて、とにかくNSTと自分の感覚(陣痛来たかな)を信じて何度かいきみました。

陣痛の波が来る時に軽い生理痛くらいの痛みというか違和感はありましたが、いきむと消える程度のちょうど良さでした。

 

自分では全然感覚わからないので、助産師さんの「頭見えてきたよ」とか実況の声かけがすべて。

「もう次で出そうだよ、頭が出たらいきむのやめてね」と言われて

「えっもう!?」と思ったのが正直な感想です笑

 

こうして痛みゼロで第二子の男の子が生まれました。

 

 

計画分娩日無視の我が子

実は生まれてきた日は、計画分娩の日程を決めて予約した次の日でした。笑

計画分娩で大人が勝手に誕生日を決めたのが不服と言わんばかりのタイミングで驚きです。

 

しかも実は上の子と同じ誕生日なのです!

これはお姉ちゃん大好きな弟くんになりそう笑

上の子も同じ産院で出産したためカルテがあり、助産師さん達も驚いていました。

まさにお産の真っ最中に助産師さん達からネタにされて談笑していました笑

談笑できるくらい余裕のある分娩で、麻酔様々です。

 

 

麻酔分娩すごい

痛みゼロで進行具合不明

愛育病院の麻酔分娩は、完全無痛ではなく和痛のはずでしたが、

私の体質的に麻酔が効きやすいのか、規定量でも全然痛みを感じず、むしろ効きすぎて感覚がなくて怖いほどでした。

人によってはどんどん麻酔足す人もいるようなので個人差ですかね。

感覚がないのでお産の進行具合が全く分からず、助産師さんに都度都度、今どんな状況か聞いていました。

経産婦、しかも自然分娩経験者だとある程度流れがわかっているので、進行具合がわからないと逆に不安になってしまうかもしれません。

 

いきむ時は陣痛感じる程度に

ずっと陣痛の感覚なかったものの、陣痛の強まりと麻酔の弱まりをタイミング合わせられたのは神がかってるというか、助産師さんの手腕に恐れ入りました。

実は助産師学校の学生さんの実習を受け入れたのですが、そのためベテランの助産師さんが担当してくれたのです。

助産師学校の学生さんも、看護師資格を持っている人なのでそんな変な事にならないだろうと信用していましたが、

その学校の先生助産師さんと、アシストしてくれる産院の助産師さんがベテランなので逆に大安心して任せることができました。

 

 

残念だったこと

麻酔分娩には大満足でしたが、強いて言えば麻酔関係なく残念なことがありました。

 

カンガルーケアできなかった

愛育病院では産まれた後、赤ちゃんをすぐに胸に乗せて授乳したり、裸の肌の感覚を実感する「カンガルーケア」ができるのですが、

産まれた子は呼吸が荒く、服を着せて抱っこしてすぐに新生児室へ連れて行かれてしまいました。

体調第一なので仕方ないですが、残念な点でした。

上の子の時はそれで産んだ実感が湧いて感動したのを覚えています。

できるならばカンガルーケアするのをおすすめします。

 

マスクのまま写真撮影しちゃった

新生児室に連れて行かれる前に、抱っこして写真を撮ってもらいましたが、分娩中もずっとマスクをつけていたのでそのままの撮影になりました。

言えば外せたのかもしれませんが、コロナ禍だし仕方がないかなと。

 

高齢出産でちゃんと生きて帰れるか心配していた身としては、残念なものの取るに足らないことかなと納得しています。

後日談で入院中に色々あったのですが、出産を無事に終えられたことについて、感謝しています。

 

第一子の出産レポはこちら