さびにっき

錆つかないように、日々の記録

バズ・ラーマンつながり:華麗なるギャツビー×ムーラン・ルージュ

華麗なるギャツビー、ネカフェで見てきました。
最近のネカフェはパソコンで映画見れるんですね。知りませんでした。
実は原作も読んだことありません。
スコットフィッツジェラルドの名作である、ということと、私の嫌いな村上春樹が訳している、ということしか知りませんでした。
でも見ていたら、演出・ストーリーなど、同じバズ・ラーマン監督作品のムーラン・ルージュを思い出しました。

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私はムーラン・ルージュが大好きなのです。
華麗なるギャツビーも、ムーラン・ルージュも、語り部が小説家志望で、夢を持ってニューヨーク、パリに出てきます。
(個人的に俳優も似ていると思う笑)
時代背景も近いのかな。1900年代の初頭くらい?
タイプライターで映画のストーリーそのものの小説を書いているところや、その映像表現も似ています。
当時の街並みをCGで引き気味に映し出す演出も。

ストーリーも金持ちと貧乏人の三角関係?である点は一緒。
ただ、ムーラン・ルージュは、恋人同士が貧乏で、二人で金持ちパトロンを煙に巻いているのに対して、
華麗なるギャツビーは、元貧乏人の成金が、生来の富裕層夫婦からかつての恋人を取り返そうという、どう考えてもハッピーエンドはないだろうという設定です。
ムーラン・ルージュが「人生で一番素晴らしいこととは、誰かを愛し、愛されること」と伝えているのに、
ギャツビーではそれが叶わないところが切ない。
ヒロインが金と名誉を取るか、愛を取るか、両作品で対照的になってます。


華麗なるギャツビーの衣装だったり、セットが良いというのは至る所で言われていて聞いていましたが、やはり良かったです。
デイジーのドレスやアクセサリーには、女子相応に憧れました。
ギャツビーの住むお城だったり、ニックの住む小屋も素敵でした。
あの頃のニューヨークの邸宅ってあんな感じなんだなぁ。