3歳くらいまで、怒らない育児を心がけて上手くやっていると思っていました。
しかし3歳を過ぎると、なかなか上手い声かけができずつい声を荒げてしまうことが多くなりました…
娘の成長が原因でもあれば、私の問題(キャリア、精神面)もありました。
娘の方もそれに慣れてしまって、小言を言われると「はぁ〜い」と悪態をつきながら返事をするようになってしまい(ある意味強い)笑
良くないな〜と思って、原点に立ち返り、モンテッソーリやレッジョエミリアを元にした声かけの育児本を読みました!
自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方
私が怒らない育児をしていたのも、モンテッソーリに触れて参考にしていたことが大きいので、
「モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした オックスフォード児童発達学博士が語る」ということで、求めていたものに近く、選びました。
内容
印象的なことば
「よい子」とは、どんな子どもでしょうか。
静かに大人の言うとおりに動き、ルールにしたがう子でしょうか。
逆に「困った子」というのはどんな子でしょうか。大人の言うことを聞かず、自己
主張をする子でしょうか。
日本だけでなく海外でも、電車やバスで泣かない赤ん坊に、大人が「静かにしてえらいね。いい子だね」と話しかける場面をよく目にします。
ですが、泣くのは、子どもの仕事です。いろいろな感情を経験するのが、子どもの仕事です。
自分の興味を探求するのが、子どもの仕事です。
欲求を自身の言動で伝えるのも、子どもの仕事です
実際には本来の成長段階にあった行動をとっているだけなのに、多くの人々が無意識に求めているのは、大人に「迷惑」をかけない子どもでいることなのです。
本当はもっと心に刺さる部分があったのですが、
あんまり引用すると本を読む意味がなくなってしまうので…
ここだけ引用させていただきます。
私もこれを思って怒らない育児をしていました。
子供を大人の都合に合わせない。
初心忘れるべからず、身に沁みる言葉でした。
どんなほめ方、叱り方が良いか?
怒らない育児は叱らないことではありません。
怒りに任せて怒鳴ったり、物を取り上げたりなど、力で支配しようとする叱り方がNGなだけなんですよね。
その理由や、どんな叱り方があるかケーススタディを載せてくれています。
また、「○○するなら□□させない」というような罰の与え方をよくしてしまっていました。
これも条件付き愛情になってしまいよくない、とのことです。
同じくほめ方にも子供のやる気を引き出す声掛け方があり、ケーススタディを載せてくれています。
中には私が実践していたケースもありました。
昔はちゃんとできていたなぁと思いつつ、反省しました…
感想
子供を成長させる育て方は部下の育成と同じ
ほめ方として、「具体的にフィードバックした方が次のモチベーションになる」そうです。
これも以前から感じていましたが、仕事でも同じだよな、と再認識。
良いところを伸ばして、モチベーションアップさせて、どんどん自分でできるようにする育成と同じ。
子供のことは部下だと思って接すると良いかも?
部下に対して、イライラしても咄嗟に声荒げないですよね?笑
働いているお父さんお母さんにはイメージしやすい方針だと思いました。
夫婦で読んだ方が良い本
本に書いてあることを片親ばかりが気にしても、もう片親がNG例を繰り返すと悪影響ですよね…
特に、どうやって子供と接すれば良いかわからなかったり、自分はこうやって(怒鳴られ叱られ)育てられたと言うお父さんお母さんに読んでもらい、
ぜひ夫婦で共有してほしい内容でした!