仕事で3日間福島市に滞在しました。
行ってみて思ったことをつらつら。
若い人が多い
もっと田舎だと思ってたという偏見もあります(^_^;)
震災当時のネットでは、避難地域でもないのに南に避難した人が話題になっていたので、そういう人が多く、人口が減っているのかと思ってました。
(もしそうしたい人が多かったとしても、全員できるわけではないのは承知です。)
でも、現在の福島市には、赤ちゃんも、学生も、働いているであろう若い女性もたくさんいました。
しかも、今回の滞在で寄った新しいカフェでは、隣に座った女子大生は今年から大学に通うために越してきたそうです。
新しい若い人の流入もあるのだ、普通の街の営みがあるのだと実感しました。
駅前は店が多く栄えてる
これも、もっと田舎だと(略)(^_^;)
東北の駅って、駅前の商店街があるか、あってもシャッター街になってたりして、駅から遠くても車で行けるイオンが栄えてるイメージだったのですが、福島駅には駅ビルもあるし、駅前にデパートもあるし、飲食店も多いし、かなり栄えてる印象です。
聞いた話によると、復興のための仕事をする人たちが福島市を拠点にしてるらしく、飲食店にお金が落ちているそうです。
手放しに喜べる理由ではないけれど、生活がかかっているから受け入れている…そうです。
お店の人は笑顔が素敵な接客をしてくれる人ばかりで、東北の人って優しいなぁと思っていたのですが、複雑な思いもあるのかなぁと思いました。
市街にモニタリングポストが見当たらない
避難地域に含まれない福島市街でも、除染は済んでいるものの空間放射線量は東京の10倍ある様子
ネットでは駅前にモニタリングポストがあり、市民のストレスになっていると見たのですが、自分では場所がわかりませんでした。
なので、↑のWebサイトを見て情報を得ていましたが、除染が必要となる基準の0.2μSV/h以下ということしかわかりませんでした。
ところで0.2μSV/hといってもどれくらいの量なのか慣れない単位なのでわからないですよね。
日本での通常時の年間被曝量は1〜2mSVだそうですが、0.2μSV/hの環境下で一年間生活すると、
0.2μSV/h×24h×365d=1752μSV(≒1.8mSV)となります。
(屋内ならもう少し低くなると思われます)
一方で、宇宙からの放射線を浴びやすい国際線客室乗務員の年間被曝量は、3〜5mSVだそうです。
また、世界には年間10mSVの環境でも生活圏があるそうです。
正直なところ、福島出張の話が出たときに不安にならなかったと言ったら嘘になります。
でも調べて、福島の環境のせいで健康に害が出るとは言えないと自己判断しました。
もちろん数日の滞在なので、何を大げさな…といったツッコミは甘受します。
福島の人たちにとって、線量が高いこと自体が問題であるということもわかります。